経済
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在留邦人数統計で中国が急増、いよいよ10万人へ
2005/06/30 | yama

外務省が毎年発表している「在留邦人数」の04年度データが発表、トップの米国に続く2位中国の急増ぶりが際立った。

政治の世界では日中関係は決して良好な関係にあるとはいえないが、ビジネスの世界では確実に、その結びつきは深まっている。対中投資は拡大の一途にあり、これに呼応する格好で、在中国の日本人数も急増している。

小泉首相の靖国参拝以降、急速に冷え込んだ政治関係に加え、4月の中国での大規模な反日デモが国内世論の反中感情を高めてしまった。さらに、国会で靖国参拝を質された小泉首相が「どのような追悼の仕方がいいかは他の国が干渉すべきではない」と発言。これに反発した呉副首相が会談をキャンセルし帰国したことで、閣僚からは非礼への非難ばかり目立ったが、財界は違った。関係悪化を懸念し、日本経団連の奥田会長は、首相がすぐに中国との会談の機会をもつことを求め、同友会の北城代表幹事もA級戦犯の崇拝のためではないと中国内へ伝える活動が必要とコメントした。

日本の対中投資は契約額で02年53億㌦→03年80億㌦→04年92億㌦と拡大。大企業だけでなく中小企業も苦しい中で投資資金を捻出しており日中関係の悪化への心配は一際だ。世界全体の対中投資も02年827億㌦→04年1535億㌦と増え続けており、人口13億人の巨大市場への期待は大きい。

そして、中国の在留邦人数も急激に膨らんだ。海外で在留邦人の多い国は、米国、中国、ブラジルがベスト3。ブラジルは永住者比率が高いとはいえ長年2位を守ってきた。これを03年に抜いたのが中国だった。02年64090人→03年77184人→04年99179人と急増、家族で中国に移るケースも目立っており上海日本人学校では1年で450人増加したという。永住者も多い米国の33.9万人は別格として、ブラジルの6.9万人を大きく上回り、2番目に日本人の多い外国となった中国。とくに5年前は6000人程度だった上海の日本人数は3万人を超す急増ぶりで、江蘇・浙江を含めた華東地域での人口増がめざましい。いまや10万人に及ぶ在中日本人が安心して生活が送れるようにするためにも、政治家は不用心な発言を慎み、日中関係の正常化に専心して欲しいところだ。

国別在留邦人数ベスト5
01 アメリカ合衆国 339,387人
02 中華人民共和国  99,179人
03 ブラジル     69,019人
04 英国       50,845人
05 オーストラリア  49,029人

都市別在留邦人数ベスト5
01 ニューヨーク   60,451人
02 ロサンゼルス   46,507人
03 上海      34,122人
04 香港      25,541人
05 バンコク   24,260人

http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/tokei/hojin/