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演劇 theater |
05年と06年の岸田戯曲賞受賞劇団が相次ぎ公演、小劇場界注目の3月 |
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05年に岸田戯曲賞を受賞した岡田利規のチェルフィッチュ、06年に同賞受賞の三浦大輔のポツドール。ともに公演を行う小劇場シーン注目の3月だ。 超リアル現代口語演劇で衝撃を起こし05年に岸田戯曲賞を受賞したチェルフィッチュ、セミ・ドキュメントの手法で物議を醸し物語路線に以降後も刺激的な作品発表続け06年に同賞受賞のポツドール。ともに3月に公演を行う。 まず、3月2日から、新作「夢の城」の公演を行うのが、ポツドール。最低な人間の最低な生活の最低な光景を描くということで、観劇には相当の覚悟が必要だろう。作品自体は優れたものが多いが、観客をいやな気持ちにさせる作風が持ち味でもあるので、今作でも賛否両論の嵐となることは必至。もともと、彼らが注目されたのは、セミ・ドキュメントというスタイル。舞台上で役者にムリな要求を出し、そのリアクションを楽しむというサディスティックなものだったが、02年秋の「男の夢」から物語路線に入り、その後1年半のブランクはあったものの「ANIMAL」以外は見事に成功させている。とくに岸田戯曲賞受賞作となった昨年TOPSでの公演「愛の渦」は、乱交パーティーを舞台に、一夜を始まりから終わる早朝まで、性愛をリアルに描いた作品。新作も際どい内容のようだが、こちらは3月11日まで再びTHEATER/TOPSで公演中だ。 一方、受賞作「三月の5日間」の再演を行うのがチェルフィッチュ。六本木のスーパーデラックスで3月11日から21日までの公演、アフタートークで佐々木敦、冨永昌敬の顔ぶれがあるのと、3月17日にはサンガツのライブとダンス公演「ティッシュ」というコラボも予定されている点がユニーク。ちなみに、受賞作はサンガツの代表作「Five Days」より取られている。無駄とも思える役者の動きが意外なほどのリアリティを生み、その要領を得ない台詞も日常交わされるものに近い。平田オリザの影響を受けたという彼の作風は、そのさらなる発展形といえるものだが、そのオリジナリティの確立こそ成功の要因といえそうだ。受賞作後、「労苦の終わり」で結婚を、「目的地」で出産を描いたが、今作は、その少し前のカップルの姿を描いたものといえる。 このほか、いま最も勢いがあり、ピークを迎えている劇団の公演が重なる。まず、3月1日より5日までサザンシアターという大規模劇場で公演中なのが、シベリア少女鉄道。つねに何かのパロディに、大胆な仕掛けが持ち味なだけに、新作「ここでキスして。」も期待されるところだ。また、五反田団も、こまばアゴラ劇場で新作が公演される。1500円という価格設定は変えないが、キャストが女性中心に、レギュラー陣が出ない点が新味だろう。その「ふたりいる景色」は3月3日から13日まで。劇団には勢いがある時期と、ない時期がはっきりあるため、いい時期の作品を見ておきたいところ。シベリア少女鉄道は03年頃、五反田団は04年頃がよく、第一次ピークが過ぎている恐れもあるが、まだまだ可能性を感じさせる劇団といえるだろう。 http://www.potudo-ru.com/ http://chelfitsch.net/ |
