文学
literature

小説家としての活動を再開させた阿部和重が選んだメディアは携帯電話
2006/04/13 | yama

幻の小説「プラスチックソウル」の刊行なった阿部和重、本格的な小説執筆再開となる「ミステリアスセッティング」が携帯電話で連載中だ。

99-00年に「批評空間」に連載された幻の小説「プラスチックソウル」の刊行なった阿部和重、4ページの芥川賞受賞第一作「課長島雅彦」はあるもののほぼ小説執筆から遠ざかっていた彼が選んだメディアは携帯サイトだった。

朝日新聞社が3月上旬から電子書籍として配信しているのが阿部和重の「ミステリアスセッティング」。この「ミステリアスセッティング」は、昨年「グランド・フィナーレ」で芥川賞を受賞した阿部和重の新作書き下ろし小説。のどかな公園から始まるビルドゥングスロマンであり、フェアリーテイルであり、近未来テロ小説であり、そして、一つの小さな奇跡の物語ということだ。

気になるこの小説が読める携帯電話のサイトだが、NTTドコモのi-modeでは「どこでも読書」と「電子書店パピレス」(メニューリスト → TV/ラジオ/雑誌/小説 → 小説/コミック → 各書店)、auなどのEZwebでは「Timebook Town」「どこでも読書」「電子書店パピレス」の3つ(EZトップメニュー → EZサービスで探す → EZブック → 総合 → 各書店)、VodafoneLive!は「電子書店パピレス」(メニューリスト → TV/ラジオ/雑誌 → 電子書籍 → 各書店)で配信する。更新は週1回。配信開始日は書店により異なる。すでに7回まで進んでいるが、サイトによっては、第一回分を無料で読めるところもある。携帯電話で連載小説を読むこと、試してみるのも面白いだろう。

http://www.sin-semillas.com/