演劇
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平田オリザの代表作「ソウル市民」が3部作となり青年団第52回公演として連続上演
2006/12/10 11:54:08 | yama
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吉祥寺シアターで12月17日まで上演中なのが、「ソウル市民」「ソウル市民1919」「ソウル市民昭和望郷編」の3本だ。
1989年に初演された平田オリザの傑作「ソウル市民」は、日韓併合の前年である1909年のソウル(韓城)にある日本人が経営する文具店を舞台にしたが、2000年には続編ともいえる「ソウル市民1919」が上演、こちらは三・一独立運動当日の様子を当時の風俗や歌を交えコミカル描いた異色作だった。そして、初演から17年の歳月を経て3部作完結となる「ソウル市民昭和望郷編」が完成した。新作の舞台は、同じソウル(京城)の文具店だが、時代はさらに10年経って1929年、NYの株式市場が暴落する日を舞台にした。
1909、1919、1929年と難しい時代の裕福なソウル在住の日本人家庭の姿は、ひたすらリアルであり、暢気で無邪気。ステレオタイプな悪玉の軍人も出てこないし、財閥の存在も見えない。弾圧される韓国民衆の姿もないが、一般の日本人が、自然に差別する様を、実感こもった演出で見せていて、植民地を扱った作品として出色の出来栄えに、フランスなど各国での上演も相次ぐ人気作となり、小劇場史に残る傑作シリーズとなっている。
今回の上演は、ソウル市民三部作連続上演として、3本が一気に観劇できるシステムで、土日は13時、16時、19時半と3本立てになっているほか、平日も細かくバランスがとられている。いずれも開場時間と開演時間の差が20分ほどで短いが、開場時には役者が舞台に立っているのが、いつもの青年団どおり。早めに着席して、ソウルの篠崎家の時間に入り込んでおきたい。
青年団第52回公演(ソウル市民三部作連続上演)
「ソウル市民」「ソウル市民1919」「ソウル市民昭和望郷編」
作・演出 平田オリザ
吉祥寺シアター(2006年12月6日~12月17日)
http://www.seinendan.org/
http://www.musashino-culture.or.jp/theatre/
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Fri, 04 July 2008
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